こんにちは!
Shin整骨院の飯島です。
前回は私の妻の血液データから見る問題点と課題を解説しました。
今回はその続きで、血糖値推移をチェックした上での再評価です。
血糖値推移の再評価
血液データ・血糖値、それぞれ単体しか見なければ「痩せ型」「肥満傾向」という真逆の評価になる面白い事例です。
一方向のデータだけを基準にした対策では非常にリスクが高いことがわかる非常にいい内容でした。
軽く前回の内容まとめます。
【基礎情報】
- 35歳
- 身長157㎝
- 体重45キロ
- 産後4年
【血液状況】
- 肝臓数値がやや低め(機能低下)
- 中性脂肪が低い(エネルギー不足)
- ビタミンDが極端に低い
【対策】
- 小分けにして糖質摂取
→1回の量を増やすと負担が増えるため - 食物繊維を増やして糖質・脂質の吸収を助ける
- ビタミンDサプリ摂取
このような状態でした。
詳しく復習したい方はこちらから


血糖値解析の基礎知識
まずはざっくりでいいので血糖値の基準・高い場合の弊害を頭にいれておいてください。
- 空腹の血糖値:70〜90mg/dL
- 食後の血糖値:〜140mg/dL
- 食後血糖値が高い基準:食後2時間でも140mg/dL以上
一般的には高血糖の人=肥満傾向となっていますが、痩せ型でも高血糖の人は意外と多いです。
今回はその事例となります。
血糖値が高いことの弊害&リスク
イメージとして
血管=水道管
サビ=血糖
↓
水道管の錆びは修復しない→どんどん流れが悪くなる
そして
- 太りやすくなる
- 食後のダルさ・眠気・のどの渇きが悪化
より慢性化すると糖尿病・血管系の疾患を引き起こす。
超短くまとめるとこんな感じです。
まずはこれだけいいので覚えておいてください。
血糖値が高いかどうかをセルフチェックする方法
精密に計測するなら専用の機器を使う必要がありますが、自分でチェックする場合は次の項目に該当するか確認していきましょう。
- 食後のダルさ&眠気
- すぐ喉が渇く
- 夜間頻尿
上記に該当する場合は要注意です。
血糖値推移の事例


まだ初日の推移なですが、朝食で白米を100グラム食べただけで血糖値が220に到達しました。
これはかなり上がりすぎで、下手したら将来的に糖尿病になる可能性があります。
食後すぐに下がるのではなく、しばらく160前後を推移していたので、これも1つの良くない兆候です。
そこから2時間以上経過しても血糖値が140ぐらいというのは高血糖になりますので、もしこれで診察を受けたのであれば「糖尿病の気があるので経過観察をしましょう」とか、「予備軍」扱いになり薬が処方されたりすると考えられます。
異常ではないと判断されても、おそらく「糖質の摂りすぎなので摂取量を減らしてください」といった指導が出る可能性が高いです。
血液データではエネルギー不足という形になっていたので、真逆の判断になるということになってきます。
もし、血液データのみを基準にしていれば「糖質摂取を増やさなきゃ」という対策を取ってしまう可能性も十分にあります。
そうなると、カラダにとって大きなダメージを与え続けることになります。
仮に、血糖データのみ、血液データなしだった場合、「血糖値上昇がすごいから糖質は制限しなくちゃ」という取り組みになるはずです。
そうなると、エネルギー不足がより深刻になり、筋肉減少による疲れやすさ・代謝低下などが悪化し、免疫系に支障が出る可能性が非常にい高い。
だから今回は
- 糖質はしっかり補給したい
- でも血糖値の乱高下を抑えたい
という相反する作用をコントロールしないといけないという難しい課題となっています。
血液データから見る血糖値乱高下の原因
おそらく体質もかなり影響しているはずですが、それだけでは大雑把すぎます。
前回計測した血液データをベースに絡めて考えていくと、ビタミンDの不足が血液データ上で著明でした。
ビタミンは血糖値の調整に深く関わっていることが分かっています。
つまり、血糖値のコントロールが効かない原因はビタミンの不足の可能性が高いです。
(全てではないですが大きな原因の一つ、というイメージ)


↑(25-OHVDがビタミンDの数値です)
この数値上で見る限り、糖質摂取量を調整したり血糖値が上がりにくくなるような食材と一緒に摂ることが大事ですが、データから見ると優先すべきはビタミンDのサプリですね。
これは最優先になるのではないかと考えています。
不調を引き起こしていた原因
もともと感じていた不調としては、お腹を壊しやすく、さらに午前中のだるさや眠気にも悩まされていました。
大きな不調というほどではなく普通に過ごせていたので、そのまま放置していいました。
しかし、今回の計測を見る限り、いろいろとつながってくるものがあります。
ちなみに先ほど解説したビタミンDは腸内環境を整えるうえでも非常に重要な栄養素です。
今回のデータを見る限り、ビタミンD単体の影響がわりと大きいという点でもつながってきます。
今後の対策
具体的な対策ですが、まずは先ほども述べたようにビタミンDのサプリを摂取します。
そして、朝食後がいちばん血糖値が上がりやすいというデータが取れているので、朝の糖摂取量をグラム単位で微調整します。
まずは白米30g・50gというように、血糖上昇数値と照らし合わせて許容範囲を探っていきます。
さらに、酢は血糖上昇を抑制をする効果があるので、リンゴ酢や米酢をうまく使いながら推移をチェック。
さらに食物繊維も血糖値のコントロールに有効と分かっているので積極的に取り入れます。
まだ不安定な状態ではありますが、数値計測スタート1週間程度で変動は緩やかになりました。


効果の判断基準としては、午前中のだるさやお腹の不調の頻度、また血糖値を計測したときの乱高下レベルで改善傾向かをチェックします。
そこで実際に効果があったかを照らし合わせて、また次の対策を考えていくことになります。
なんとなく続く不調はボディメイクの妨げ+病気の原因になる
ここまでの流れを見ると、体質改善対策は体調不良や病気予防への取り組みにしか思えないかもしれませんが、実はダイエットやボディメイクを超えたところでも連動してきます。
たとえば妻は筋トレをして肩や尻などの筋肉を大きくしようという取り組みをしています。
この血液データ・血糖値の乱高下を見る限り、今のままでは頑張ってトレーニングしても得られる効果はかなり効率が悪くなると分かっています。
まず血液データでは中性脂肪がかなり低く、肝臓の数値も低いので、今はエネルギーが不足しており、タンパク質や糖質を代謝する肝臓の機能が弱っています。


これはせっかくのタンパク質を筋肉に変換しにくくし、筋肉をつけるには必要な糖質エネルギーも枯渇している状態です。
さらに血糖値が大きく上がりすぎてから急激に下がり、その後に食事を取っていないのに再び上がる場面では、体が血糖を下げすぎたためにまた上げようとする反応が起こり、その際に今ある筋肉を削ってしまう。
せっかくつけた筋肉を削ぎ落とす反応が1日の中で繰り返し起きています。
こういったことから、健康だけでなくボディメイクにも悪影響が出ている状態なので、体質改善は必須になります。
「糖質が足りていないから摂取を増やせばいい」
「血糖値が上がりやすいから糖質を減らせばいい」
こんな浅い取り組みをしてしまうと、ボディメイクがうまくいかないだけでなく、体調に支障が出ます。
- 美容
- ダイエット
- 健康
- 病気予防
これらを別々に考える人が多いですが、体内の反応は「これは美容の栄養素だから肌の潤いのために使う」などと分類していません。
体内の状態が悪ければ痩せにくくなりますし、肌荒れも起こります。
コラーゲン単体をサプリで摂取したところで生命維持に必要な臓器に優先的に消費されるだけです。
内臓含め体内の状態がよくなならないと美容・ダイエット効果を高めることは不可能。
さらにそのまま放置すると病気リスクも高まります。
「病気」の一つ前の状態が「健康」という制度なので、「何もしない」→「病気発覚」→「慌てて治療」という構図がいまの日本の状態になります。
今回の事例は「血液データ→異常なし」「血糖値→赤よりの黄色信号」です。
一般的な健康診断ではチェックしない細かいデータ+血糖値をチェックしたからこそ把握できた課題です。
自発的に動かなければずっと「健康」扱いとなり、病気になった段階で初めて対処される可能性が高い事例(手遅れの段階)。
早めに問題点を把握できたので、ここから数年かけて改善を目指していくことになります。
体質を整えるのは数年単位かかる
ダイエットとは違い、体質改善の取り組みは数ヶ月で大きく変わることはありません。
「カラダの重さ(体重)」ではなく「カラダの内側(体質)」を変えていくには地道な取り組みをしていく必要があります。
「たった3ヶ月で体質改善!」
「短期で痩せ体質を作る」
「〜〜で解毒!」
みたいな情報は全てウソだと考えていいです。
本当であれば私はそのスタイルで情報発信します。わざわざこんな面倒くさそう発信はしません。
こちらも以前に書きましたが、「予防」と「治療」は全く取り組みが違います。


いまの日本の医療制度では病気が確定するまでは「様子見」もしくは「とりあえず薬出しておきます」という流れで、根本改善の知識はくれません。
血液×血糖値×腸内フローラ(腸内細菌)から多角的にチェックすることで課題が明確になります。
一つの方向から見ても本質には辿り着けません。
予防だけでなくダイエットやボディメイクを効率的に進める観点でも自分のカラダの詳細データは必須。
「痩せにくい原因」もピンポイントで把握できるので、ちょっと難しい内容でも絶対に知っておくべき内容となっています。
また次回も有益な情報をお届けしていきますので、ぜひチェックしてください !










