出産後に便秘で悩んでいる方は非常に多いです。実際、女性の3人に1人が産後の便秘で悩んでいると言われており、当院の患者様でもなかなか便秘が改善されず骨盤矯正に来られる方は多く見受けられます。
子育て中はなかなかゆっくりトイレに行く時間もとれず、気づけばお腹が苦しいということはありませんか?
今回は産後の便秘について詳しく解説していきますので、ぜひ参考にしてください。
産後の便秘の原因
産後はホルモンや自律神経の乱れの影響もあり、便秘になりやすいです。それに加えて、下記①〜③が原因となることも多いので、チェックしてみてください。
骨盤の開きによって内臓の位置が変わる
出産後は骨盤が外に開いてしまうことがほとんどです。その際、子宮などの内臓を支える骨盤底筋の筋力が低下し内臓位置が下がってしまいます。それにより、腸が圧迫されることで運動機能が低下します。
筋力低下によって腸の動きが鈍くなる
妊娠中にお腹が大きくなることで、腹筋は引き伸ばされ筋力は低下します。それにより、腸の蠕動運動が起こりにくくなります。
食物繊維や水分の不足
食物繊維には、便の量を増やしたり腸の運動を促す作用があります。そのため、食物繊維が不足することで腸の機能は低下しやすくなります。
産後の便秘を解消する3つの対策
便秘をそのままにしておくことで、健康面だけでなく、肌荒れなどの美容面にも悪影響が出てしまいます。
産後の便秘を解消するには「食事改善」に加えて、「骨盤を引き締める」「筋力強化」が必要になってきます。
便秘を解消するには食物繊維が重要
健康維持を目的とした場合、食物繊維を成人では1日24g以上摂ることが推奨されています。ですが、食生活の欧米化により実際の摂取量は平均15gと言われており、現代人の生活様式では推奨量をとることが難しくなっています。
食物繊維はどんな食材に含まれているのか?
食物繊維は、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の2種類に分けられ、摂取したときの効果がそれぞれ違います。
・不溶性食物繊維:腸の動きを活発にする
・水溶性食物繊維:便に水分を含ませる
便秘解消にオススメな7食品
- ごぼう
- さつまいも
- かぼちゃ
- きのこ
- 海藻類
- アボカド
- キウイ
食物繊維をとっているはずなのに便秘が改善されない場合、不溶性と水溶性のどちらかに偏っている可能性があります。
バランス良く食事に取り入れてみましょう。
こまめな水分補給も大切
体重が50キロの人の場合、1日に1.5〜2ℓの水分摂取が必要と言われています。これに加えて、授乳期はさらに水分が排出されるため思ったよりも水分が足りていないということも多いです。
そのため、授乳の後にコップ一杯の水を飲むなどして意識的に水分摂取をしていきましょう。
産後骨盤矯正で内臓の位置を正しい位置に戻す
出産後というのは予想以上に骨盤が外側に開いているため、骨盤周辺の筋肉は本来の力を発揮できません。
そのためまずは骨盤矯正をすることをオススメします。
骨盤を締めることで内臓が正常の位置に戻るだけでなく、骨盤底筋群が本来の機能を取り戻しやすくなるため、腸も機能しやすくなります。
エクササイズで腸の運動を促す
骨盤矯正で骨盤を引き締めることで筋肉も使われやすい状態になります。そこで腹筋運動を取り入れることでさらに腸の運動を促すことができます。
腹筋運動というと上体を起こす腹筋と思いがちですが、出産で腹筋はかなりダメージを受けているためまずは腹筋の土台部分を鍛えることが大切です。
当院では、産後のカラダに合わせた腹筋運動をお伝えしています。
まとめ
これまでの通り、産後骨盤矯正に加えて的確なエクササイズや食事の工夫をすることで、便秘が緩和される方は多いです。もし、出産後に骨盤矯正をしていないようでしたら、なるべく早くゆがみを改善していきましょう。
産後骨盤矯正の初回体験コースは1,500円になりますので、興味がある方は一度ご相談ください。