【暴露】インフルエンサーのダイエット商品紹介の真実

「この商品で-10kg痩せました!」「3日間で即効ダイエット」「このサプリを飲むだけでカラダが変わる」

SNSを見ていると、こんなダイエット情報が目に飛び込んでくることはありませんか?

ついつい「この方法なら自分も痩せられるかも?」「このアイテムが本当に効果あるなら試してみたい」と思ってしまいますよね。

このような耳障りのいい情報は注意が必要です。

SNS上のダイエット情報は、実は「商品を売るため」に作られている場合がほとんどです。食事と運動が結果の95%を占めダイエットが、「特定の商品だけで痩せた」という発信はほとんど“ウソ情報”だと考えていいです。

本当に効果のある情報なのか、それとも単なる売り込みなのか。その見極め方があれば、無駄なお金や時間を使わずに済みます。

そのためにはマーケティングの知識が必要です。「経営者じゃないからわからないよ!」と思うかもしれませんが、専門的な知識まで身につける必要はありません。

「発信者がどんな意図で情報を出しているのか?」ということがわかれば、溢れる情報に振り回されることがなくなります。

この記事では集客手法まで踏み込んで解説していきますので、ぜひ最後までご覧ください!

目次

ダイエット情報を見抜くためのマーケティング視点とは

ダイエット情報を収集する際、なんとなく直感で「この人は信頼できそう」「この情報は役立ちそう」と判断していることが多いのではないでしょうか。

直感は確かに重要な判断材料ですが、今の時代はあらゆる情報が溢れかえり、何が正解なのか見極めるのが非常に難しくなっています。

特にダイエット業界は新しい方法や商品が次々と登場し、SNSでは「劇的な変化」や「簡単に結果が出る方法」が日々シェアされています。

情報の海で溺れないように読者自身の知識も要求される時代になっています。

SNS上のアフィリエイト広告の実態を知る

「このクーポンコードを使うと〇%オフで買えます!」「このサプリを使ったら簡単に痩せました!」

InstagramやX(旧Twitter)などのSNSでこうした投稿を見かけたことはあると思いますが、これらは「アフィリエイト」という仕組みを活用した宣伝方法です。

アフィリエイトとは、インフルエンサーが商品を紹介し、そのリンクから購入が発生すると紹介料が入る仕組みです。良い商品を適切に紹介するなら全く問題ありません。しかし、以下のような発信には注意が必要です。

  • 「3日間オートミール生活で5キロ痩せました!」
  • 「このプロテインだけで−10kg達成!」
  • 「この足底板を使うだけで代謝がアップしました!」

こうした投稿は、特定の商品があたかも痩せた主要因であるかのように見せかけています。しかし、ダイエットの成功は食事管理と運動が約95%を占めるのが現実です。

これは発信者側もわかっています。要は、「○○の商品だけでは痩せないけど報酬のために発信している」という形です。

特に産後のダイエット投稿では、妊娠中の体重増加分を含めた数字を使って「−15kg達成!」などと宣伝するケースがよく見られます。

妊娠中は誰でも10kg前後は増えるのが普通ですから、産後の体重減少を全て特定の商品の効果であるかのように見せるのは誤解を招きます。

医学知識と減量経験がある私からすると、多くのインフルエンサーは裏側で相当な食事管理と運動をしていることが見て取れます。しかし、特定の商品を売るためにそうした努力を隠し、商品の効果を過大に見せる傾向があるのです。

パーソナルジムや整骨院のマーケティング手法を知る

SNSのインフルエンサーだけでなく、パーソナルジムや整骨院、エステなども同様のマーケティング手法を活用しています。

特に最近では、整骨院もエステ化の傾向があり、「本日回数券を購入いただければ20%オフになります!」といった営業が一般的になっています。

このマーケティング構造はSNSインフルエンサーと似ています。こうした中で私がサービス提供をする際に大切にしているのは以下の3つの原則です。

  1. 必要としている人にだけ提案する
  2. 必要以上に誇張しない
  3. 本当のことを言う(できること・できないことをそのまま伝える)

当院では「現状の課題」「今後の方針」「予想される未来」を正直に伝え、選んでもらうスタンスを大切にしています。

「絶対に効果が出ます!」といった過剰な約束はせず、「〜〜すればこうなります。△△ならこうなります」と、経験に基づいた現実的な見通しをお伝えしています。

自分のサービスに合わない人に無理に売ることは、お客様にとっても提供側にとっても消耗するだけだからです。

ダイエット情報を見極めるためのポイント

これまでの内容を踏まえ、ダイエット情報を見極めるためのポイントをまとめます:

  1. 主張と商品の関連性を疑う:「この商品だけで痩せた」という主張には要注意。実際はその裏で食事管理と運動をしている可能性が高いです。
  2. 数字の盛り方を見抜く:特に「−◯kg」という数字がどこからの減量なのか(妊娠前からなのか、最大体重からなのか)を確認しましょう。
  3. 無理な勧誘や短期決断を迫る手法に警戒する:「今日だけ」「期間限定」などの言葉で焦らせる手法は、冷静な判断を妨げる典型的なマーケティング手法です。
  4. 「食事と運動」の情報が少ない発信者は疑う:ダイエット成功の95%は食事と運動です。それらの情報が少なく、商品の話ばかりする発信者には注意が必要です。
  5. 根拠となるデータや経験を確認する:発信者が実際に何人をサポートしたのか、どんな専門知識を持っているのかを確認しましょう。

最終的に、情報を提供する側の「意図」を理解することが重要です。有益な情報を提供して本当に必要な人にサービスを提供したいのか、それとも単に商品を売ることが目的なのかを見極めましょう。

よりダイエット情報収集の質を高めるために

ダイエット情報を含め、あらゆる情報収集において「マーケティング視点」を持つことは非常に重要です。特に健康や体型に関わる情報は、間違ったアプローチが身体的・精神的な負担につながることもあります。

私自身は「有益情報の発信で認知を取る → 必要な人に提案する」というシンプルな考え方を大切にしています。押し売りせず、必要としている人にだけ情報やサービスを提供することが、長期的な信頼関係につながると考えているからです。

今回お伝えした「マーケティング視点」は、次回の「法律的視点」「政治的視点」と合わせて活用することで、さらに情報収集の質を高めることができます。次回の記事もぜひご覧ください。

情報が溢れる現代だからこそ、情報の背景にある「意図」を理解し、本当に自分に必要なものを選び取る力を身につけていきましょう。

産後初回検査

※痛みや不具合の出ている部分の確認・検査を行います。骨盤を締める手技は行いません。

目次