健康的に痩せるには栄養学だけでは不十分!血液データも駆使する必要がある理由

「健康に良いと言われる食品を食べているのに体調が優れない」「ダイエットの一般的な知識を実践しても効果が出ない」と悩んでいませんか?

もしかすると、あなたの体質に合っていない食品を摂取し続けていることが原因かもしれません。

「○○は栄養満点だから健康に良い」という情報を何度も見かけたことがあるはずです。しかし、これらの一般論があなた個人の体質に合っているとは限りません。

栄養学的に「健康に良い」とされていた食品が体質に合わず、むしろ体内の炎症を促進させたりする可能性もあります。

この記事では、一般的な栄養学だけでは見えてこない「自分の体質に合った健康法」を探す視点を解説します。

前半では現代医療の問題点と血液検査から見えてくる真実を、後半では体質に合った本当の健康法の見つけ方について詳しく説明していきます。

目次

一般的な栄養学の限界

栄養学の情報は今やインターネットやSNSで簡単に手に入れることができます。「この食材はビタミンCが豊富だから美肌に効果的」「あの食品は低カロリー・高タンパクだからダイエットに最適」といった情報が溢れています。

しかし、これらの情報には大きな問題があります。それは「個人の体質や生活習慣を全く考慮していない」という点です。

私がダイエットや健康サポートを行っていて気づいたのは、同じアドバイスをしても効果が出る人と出ない人がいるという事実です。

例えば、同じカロリー計算に基づいたダイエット法でも、ある人は順調に痩せていくのに対し、別の人はほとんど変化が見られないことがあります。

答えは単純です。人それぞれの体質が全く異なるからです。それにもかかわらず、現在のパーソナルジムやダイエット指導では、ほぼ同じような食事プランやアドバイスが提供されています。

一人一人の体の中は違うはずなのに、アドバイスが全部統一されている。これは明らかにおかしいと思いませんか?

確かに「痩せるだけ」であれば、一般的な栄養学の知識で十分かもしれません。食べ過ぎを抑え、バランスの良い食事に切り替えるだけでも、ある程度の効果は得られるでしょう。

しかし、「健康的に痩せる」「不眠や肌荒れ、疲労感、貧血などの不調を改善しながらボディメイクする」となると、話は全く変わってきます。

私の考えでは、一般的な栄養学の情報は「数ある参考資料の一つ」に過ぎません。本当に自分に合った健康法を見つけるためには、もっと深いレベルでのカラダの理解が必要なのです。

血液検査が体質を見極めるヒントになる

最近、私は50項目以上の詳細な血液検査を受けました。一般的な健康診断では十数項目しか調べないので大した情報は得られませんが、より詳細な検査を行うことで、様々な問題点や課題が見えてきました。

私の検査結果で特に注目すべきだったのは、白血球の数値が比較的高かったという点です。

白血球はカラダの防御機能を担う重要な成分で、体内でアレルギー反応や炎症が起きている場合、また体質に合わないものが入ってきた場合に活性化し、数値が上昇します。

しかし、白血球の数値だけを見ても本質は分かりません。他の数値も合わせて分析すると、私の場合は筋肉の分解がかなり促進されていることが判明しました。

これは筋トレによる炎症反応の可能性もあります。さらに興味深いことに、血液中の鉄は不足しているのに、体内に鉄が貯蔵される場所では過剰になっているという矛盾した状態でした。

この状態で通常の医師の診察を受けた場合、血液中の鉄だけを見て「鉄剤を出しておきましょう」となる可能性が高いです。

しかし、それは貯蔵鉄の過剰状態をさらに悪化させるだけです。鉄は酸素と結合して酸化するため、過剰な鉄は疲労感の増加や免疫力の低下につながります。

本来なら、こういった数値の微妙なズレを細かく分析し、食事だけでなく生活スタイルやストレス要因なども含めて総合的に評価する必要があります。

しかし、現代の医療制度では単体の数字だけを見て「中性脂肪が高いから油物を控えて」「血糖値が高いから甘いものを減らして」といった表面的なアドバイスで終わってしまうのが実情です。

体質に合わない「健康食品」があなたの体を壊す可能性

私の血液検査から分かったもう一つの重要な発見はがありました。

それは私の体質がカラダの炎症を促進させる物質に反応しやすい可能性が高いということでした。

具体的には、トマトやナス、肉ではレバーといった食品に含まれる「ヒスタミン(炎症促進作用があるもの)」に対して、私のカラダは過剰に反応して炎症を起こしやすい可能性が高いです。

これらの食品は栄養学的に見れば「非常に体に良い」とされています。トマトはリコピンが豊富で抗酸化作用があり、ナスにはポリフェノールが含まれ、レバーは鉄分の宝庫とされています。

一般的な栄養学の知識だけでアドバイスを受けていたら、これらの食品を積極的に摂るよう勧められていたでしょう。

しかし、これらの食品が私の体質には合っていなかったのです。むしろ、体に良いはずの食品が体内で炎症を引き起こし、健康状態を悪化させる可能性さえありました。

これは一般的な栄養学の知識だけでは決して見えてこない視点です。

こういった医療制度の問題に対して私は長年違和感を持っていたため、昨年から血液に関する専門的な勉強を始めました。

健康への意識が高まる現代社会では、単なる栄養学の知識だけでは不十分だと感じたからです。今後は血液検査だけでなく、遺伝子検査や毛髪分析、腸内細菌に関する深い知識なども身につけていく予定です。

現代医療の限界

現代医療の最大の問題点は「病気にならないと治療ができない」という仕組みにあります。本来、健康管理で最も重要なのは病気になる前の予防のはずです。

しかし、この段階で病院に行っても「異常がないですね」で終わるか、気になる数値があっても「この薬で様子を見ましょう」といった対応に終始します。

より詳細な検査や予防的なアプローチをしようとすれば、全額自費診療になってしまうのが現状です。さらに問題なのは、病院の収益源が主に薬の処方にあるという点です。

そのため、病気になっても薬や手術といった対症療法が中心となり、根本的な原因を解決するアプローチは行われにくいのです。

例えば会社の健康診断で「コレステロールが高いですね。脂質を減らしましょう」「血糖値が高いですね。糖質を減らしましょう」といったアドバイスを受けても、なぜそのような状態になったのかという根本原因には触れません。

このような”流れ作業”的な医療では、本当の健康は手に入れられないでしょう。

私は血液検査で見つかった様々な問題点をきっかけに、より深いレベルでの健康サポートを目指しています。

単に「痩せる」だけではなく、体質に合った食事選びや生活習慣の改善を通じて、健康を手に入れるサポートをしていきたいと考えています。

あなた自身の体質に合った健康法を見つける方法

では、あなた自身の体質に合った本当の健康法を見つけるにはどうすればよいのでしょうか?以下に実践的なアプローチをいくつか紹介します。

  1. 詳細な血液検査を受ける:一般的な健康診断よりも詳細な血液検査(50項目以上)を受けることで、体内で何が起きているのかより正確に把握できます。
  2. 体調の変化を細かく記録する:特定の食品を食べた後の体調変化を記録することで、自分に合わない食品のパターンが見えてくることがあります。
  3. 専門家のサポートを得る:単なる栄養士ではなく、血液検査の結果を詳細に分析できる専門家のアドバイスを受けることが重要です。
  4. 画一的なアドバイスを鵜呑みにしない:「この食品は健康に良い」という一般論を盲信せず、自分の体調や体質に合っているかを常に意識しましょう。
  5. 食事だけでなく生活習慣全体を見直す:食事内容だけでなく、睡眠、運動、ストレス管理など生活習慣全体が健康に与える影響も大きいです。

一般的な栄養学の知識を鵜呑みにするのではなく、自分自身の体質や状態を深く理解することから始まります。

血液検査や体調の記録など、少し手間はかかりますが、それによって得られる健康上のメリットは計り知れません。

まとめ

一般的な栄養学の情報や画一的な健康アドバイスは、必ずしもあなた個人の体質に合うとは限りません。

むしろ、「健康に良い」とされる食品が、あなたの体質によっては炎症を引き起こし、不調の原因になっている可能性もあるのです。

現代の医療制度では、病気になる手前の「予防」や「最適化」に焦点を当てることが難しく、多くの場合「異常なし」または対症療法的な薬の処方で終わってしまいます。

本当の健康を手に入れるためには、より深いレベルでのカラダの理解と「個別アプローチ」が必要です。

私は今後も血液検査だけでなく、遺伝子や毛髪データ、腸内細菌など多角的な視点から健康をサポートできるよう知識を深めていきます。

とくに出産後はホルモンバランスの乱れもあるため、体調に応じた対策が必要不可欠です。これからの時代は自分で自分のカラダを守らないといけません。

今よりも少しずつでいいので知識を蓄えていきましょう。

産後初回検査

※痛みや不具合の出ている部分の確認・検査を行います。骨盤を締める手技は行いません。

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